前回の「ONE TEAM」というブログで
・相手を受容する心を持ってコミュニケーションをとる
・相手の良いところに目を向ける
・共通の目的、目標を話し合う
と書かせていただきました。
それに対して「でも同じ職場で意見が合わない人にはどうしたらいいの?」というメールを頂きました。
今日はそんな場合の具体的な方法について書かせていただきますね。
考え方の違いというのはそれが大きなものであれ小さなものであれ、あって当然です。
それが小さなものであれば、どちらかが我慢するとかお互いが歩み寄るなどの方法で乗り越える事ができます(ただし片方の我慢だけが長期にわたって続く事は片方のストレスになります)。
では考え方の隔たりが大きいと感じた時はどのようにすれば良いのでしょうか?
例えば
新商品の開発にあたり、チーム内でaという案とbという案で対立している場合。ここにはa、bという商品の違いもあるでしょうが普段からの人間関係の対立も含まれていると仮定します。
この時にまずチーム内で共有して頂きたいのがまず《目的》、《ゴール》、《目標》、《ビジョン》についてです。
ちなみにそれぞれの言葉の定義は
《目的》なんの為にそれをするのか?
《ゴール》最終的に目指す到達点
《目標》ゴールまでの途中の小目標、通過点
《ビジョン》ゴールを達成した時の光景。ゴールを達成した時に目に見えるもの、耳に入ってくる会話や声、音、肌で感じるもの、匂いなど五感で感じるもの。
これらを話し合い進む方向性を一致しておかなければ話がまとまりません。
例えば
《目的》A低迷している売り上げを伸ばす。新商品投入で利益率を向上させる。
Bこの商品を使っていただく事で家事をする全ての人の時間短縮に貢献する
《ゴール》来期の売り上げ高前年比105%、粗利率22%
《目標》①10月までに商品の決定 ②12月までに生産開始 ③・・・etc
《ビジョン》売り上げ、粗利共に達成しメンバー全員で慰労会を開いている。乾杯が終わった後、皆が笑顔でお互いの頑張りを称えあっている。それが一通り終わると次の目標や企画について熱く語り合っている。
などです。
このように共通の目的、目標、ゴール、ビジョンが共有できていることが条件でこれらが各メンバーに浸透している事が前に進むエネルギーなり、チームのシナジー効果を生み出す源泉になります。
あなたのチームでは目的、目標、ゴール、ビジョンの共有はできているでしょうか?
進む方向性や意思の統一はできていますか?
もしそうでないと感じたらこれを機会に一度考えてみられてはいかがでしょうか?