あなたの子供さんが引きこもっていたり、または引きこもっていなくても子供さんにとっての安心・安全な居場所はあるでしょうか？
安心・安全な場所とはその人が気を遣わずその人らしく振舞える場所をいいます。
遠慮なく堂々と自分の思ってる事が言えて、相手の意見も受け入れる事ができる場所です。
これは子供さんがそう思えているのかという事が大切です。
例えばお母さん、お父さんはそう思えていて、子供にもそういう環境を提供していると思っていても子供はそう思えていないという事があります。
うちの場合がそうだったんです。
子供には
「何でも言っていいんだよ。」
「好きなように生きたらいいんだよ。」
と口では言っておきながらどこかで否定したり批判する気持ちをもっていました。
子供がある専門学校に行きたいと言った時などは
「そんなのお前にできるのか？」
と直接言ってしまった事もあります。
こんなふうに何を言ってもいいんだよという雰囲気を作られて否定されたり、批判される（これは言葉にしていなくても相手には伝わってしまいます）と子供は自分の本音をだんだんと言わなくなっていきます。
そうするとそこは子供にとっては安心・安全な場ではなくなってしまいます。
あなたが自分が所属するコミュニティーや職場などで自分の発言が否定されてばかりならどうでしょうか？
そのうち本音を言わなくなりませんか？
親は家庭（家の中）は安心・安全な場所だと思っていても、子供はそう思えていないとどんどん心の距離は離れていきます。
子供がどんな状態であってもまず家庭は安心・安全な場所であるべきです（これはご夫婦にとってももちろんそうです）。
次回は安心・安全な居場所の作り方について書いてみたいと思います。
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