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そして続きです
コーチングをしている者として
このお母さんは本当はどうしたかった
どうなりたかったのか?
というところにすごく興味があるんです
なぜなら良くない行動をしてしまった人でも心理を深堀りしていくと根っからの悪い人はいないという考えを持っているからなのです
だから、もしあの場でコーチングができたとしたらこう聞きます
頭を叩いちゃったけど、どうして叩いちゃったんでしょう?
「子供に怪我をしてほしくなかったから。」
どうして怪我してほしくなかったのですか?
「怪我をさせないのは親としての務めだし、なにより可愛いわが子だから。」
親の務めっていうのは?
「子供をちゃんと育てること。」
ちゃんとっていうのは?
「元気で健康に育てること。」
「愛情を注いであげること。」
愛情を注ぐっていうのは?
「ぎゅっと抱きしめてあげたり、優しく話しかけたり。」
そうなんですよね
ぎゅっと抱きしめてあげたり、優しく話しかけたりしてあげたいんですよね?
じゃあ過去にそんな風にできていた時の事を教えて下さい
「○○の時に、危ない事をしてその時は抱きしめて、諭す事ができていました・・・。」
・・・・
このあたりで割愛させていただきますが実際のコーチングセッションではこのようにお母さんの本当の気持ちを深堀りしていきます
そうすると本人も気づいてなかったり、忘れていた心の奥にあった感情がでてきます
本当は頭を叩いたり、つねったりしたかった訳ではないはずです
こうして自分の心の奥にある感情や、本当の目的に気づくとそこから自分が思う本当に望ましい行動がしやすくなります。
この場合だと、指を突っ込もうと瞬間は大きな声を出すかもしれません。
強く腕を引っ張ってしまうかもしれません。
でもそのあとに
「あそこに指を突っ込んだら指がちぎれちゃうんだよ。
そしたらものすごく痛いし、指がなくなっちゃうんだよ。
◯◯ちゃんが痛い思いをしたり
指がなくなっちゃったらお母さんも
ものすごく悲しいんだよ。」
その後にぎゅっと抱きしめられたら子供さんはどんな気持ちになるでしょうか?
自分が痛い思いをしたり、指がなくなるのも嫌だと思うでしょう。
そして自分はこんなにも母親から愛されているんだと感じることができるのではないでしょうか?
その体験はその後の子育てに良い影響を及ぼすと思いませんか?
そしてお母さんも子供を叩いたり怒鳴ったりするより心穏やかで幸せになれると思うのです
子育てに限らず皆さんも怒りそうになった時に一瞬ぐっと我慢して《本当はどうなりたい、どうなったらいい》のかを是非考えてみてください。
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